地震

地震が起きてからまだ28時間しか経っていないが、今の思考を備忘的にしるす。

  • 発生時

平日昼間だったので東京23区内のオフィスで遭遇。高層ビルであるため大いに揺れた。また、免震のためか、ビル全体が大きく振動した。「地震酔い」というものを初めて経験した。
PC等、重そうなものが飛んでこないか気にする程度の余裕はあったが、あとで聞くと、キャスター式キャビネット・プリンターが重量的に要注意であるそうだ。

  • 状況把握

致し方ないことだが、気象庁等のwebは非常に繋がりにくくなった。
twitterワンセグ携帯等を併用するのがよいと思った。
この時点で震源は岩手-宮城の沖とわかる。マグニチュードは7.xとされていた。
震源方面では、ここから津波到達まで非常に時間がなかったことになる。

  • 通信手段

家族は全員別の場所に居た。
当然ながら電話は繋がらず(一度だけ試したが直ぐ諦めた)、携帯メールで同報する手段を取った。このメールに対し、「全員へ返信」することが出来る環境の場合、家族間の安否確認がやや容易になる。
注意点としては、

    • 携帯キャリアによってはメールそのものがかなり遅延することを認識する。
    • メールがサーバから自動的にプッシュされないことがあるので、問い合わせが必要な場合があることを認識する。

1点目に対する対処として、今回実感したこと。twitterが大変役に立った。用途に応じてツイート/DMを使い分けるとよい。ソフトバンク携帯の人と最初に連絡が取れたのはtwitterのDMだった。

また、携帯電話のバッテリーについては非常に運が良かった。
乾電池式かつUSB式の充電器+会社PCで充電可能だったため、バッテリーを気にするタイミングはほぼなかった。同僚で同キャリアの人に使いまわしも効くため、非常に重宝がられた。
ただし、これは会社が停電していない前提。自分は別途乾電池2個を持っていたが、この場合はあまり足しにならなかっただろう。太陽光でチャージできる充電器が必要かもしれないと感じた。

  • 交通マヒ

首都圏の全路線が運転見合わせ。
当日は完全にハングアップかと思われたが、地下鉄・私鉄の一部が22時ごろから復旧しだした。これにより会社に残っていた大半が帰宅を試みることに。徒歩の人はかなり苦労した模様。
私はJRだったので宿泊。

  • 名称

東北地方太平洋沖地震」という名称に異議がある。
茨城に弟がいるから言うわけではないが、関東においても停電・断水が今も解消していない地域がある。「東日本太平洋沖地震」に改称できないものか…

  • 一日明けて

そうはいっても南関東はもうほぼ平時状態である。
例外は電力と、一部鉄道がまだ運転再開していないこと、スーパーコンビニにほぼ食料が無いことくらい。
以下を参考にされたい。

提案:関東在住の人の12日、13日の過ごし方
http://d.hatena.ne.jp/next49/20110312/p1

なお、東京電力が13日の輪番停電を回避するとの報道あり。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E3E0E2E6938DE3E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2


それから、保険会社勤務としては、以下のニュースにも言及しておきたい。
あくまでも私見だが、全社この方向性となる気がする。

日本生命保険第一生命保険住友生命保険明治安田生命保険太陽生命保険の生命保険各社は12日、被災した契約者に対して災害関係の特約である死亡保険金や入院給付金を全額支払うことを決めた。富国生命保険も同様の措置を取る方向で検討している。保険金の支払いに関する審査も簡素化し、迅速な支払い体制を整える。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E0E2E3918DE3E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

それにしても、今日が平日でなくて個人的には非常に助かった。。。